2006年01月02日

10年ぶりの「おせち料理」

昨夜は、ハヌカの最終日。夜、出先の携帯に電話が入る。自宅にいた四男からだ。ハヌカの最終日なので、ハヌカドーナツが食べたい、、、と。帰宅途中、開いている店に立ち寄った。夜11時過ぎ、残りわずかな時間でハヌカも終わる。果たしてハヌカドーナツは残っているの〜

27eea4a4.JPG
大きくもない店で、一緒にいた長男が見つけた。「あった!」残っているのはコレだけらしい。全部で9ヶ。我が家の4人組は、一人2ヶづつで8ヶいる。母親の分も、、と思ってみるが、勇気を出して断った。夜、招かれてたっぷり食べた後のドーナツ。また、重くなる〜

帰宅して、待っていた在宅組の子供達。三男が、台所の片づけを終わるところだった。次男は、友達に誘われ出たばかりだそうだ。居間のテーブルには、ロウソクの準備がしてあった。早くしないと12時になる。今日の主役は三男だった。

ハヌカの最後の日。8本のロウソクが全部灯され、とりわけきれいに見えた部屋の中。終わるといつも歌が出る。結構皆で楽しそう。全部終わって時計を見ると、ちょうど12時になっていた。オオー、このタイミング。まるでシンデレラ、、。

その後は、突然空腹に。えッ、さっき洗っていた食器は、食後の後ではなかったの?確かにそうらしい。でも帰宅した時の母親の手に、ぶら下がっていた袋。ドアで迎えた時に、見逃さなかった三男、四男。自分達の頼んだハヌカドーナツとはまた別の袋。何かがありそうだ。ある種の期待感が膨らんだらしい。

確かに、それはそうだった。招かれた家から頂いた和食の料理。一緒に招かれていた二人共、試合が近いので練習で同行できなくなり残念がっていた。帰宅して、とりあえずの空腹は満たしていた二人。でも、何か食べ物が出てくるたびにすぐ空腹になる彼らのお腹。

頂いた食事に感動した三男、四男。早速、皿を取り出し、またまた夜中の食事会。思いがけない食事に「美味しい!」を繰り返す。でも気がつくと、すでにたっぷり食べていたはずの母親と長男も加わっていた。あらら〜、もう十分じゃなかったの〜

不在の次男の分だけ別皿に残しておいた。頂く食事の味は格別である。その後に、皆で映画を観ようと提案する三男。ほんとにほんとに久しぶり。観始めたはいいけれど、翌日の大学は休めない長男はもう、もたない。結局、最後まで残っていたのは三男だけのようだった。翌日も休日なので癒されている。

今年も新しい年が始まった。元日に、思いがけなく招かれた日本食。心尽くしの品々。和食の美しさとその盛りお付けに、感動しながら味わった。思えばこの10年。元日に「おせち料理」なんて、イスラエルに来てから初めてのことだった。日本では、そんなに珍しくもないけれど、離れた場所で見るおせち料理。格別な感動があるものだ。

和食の盛り付けの美しさ。目の前にすると、なんとも恥ずかしくなる自分の料理。長年の4人の男の子との付き合いで、もう習慣的になってしまった自分の料理。きれいな盛り付けなんて2の次になる。私だって欲しいきれいな盛り付け。でも、現実はそれどころではない。

4人の男の子を相手の食事。どんなに食べても、まだ食べられる。日常的な飢餓状態。そんな子供達を満たすためのテクニック。食事のための優先順位。大人と違うやり方になる。とにかく質より量、見かけより味。空腹になったらすぐ食べられる。とにかく、待たせないスピード感。ゆっくり味わうなんて夢だった。

大きなお皿にドンと盛り、いくら食べても気にならない。大きな鍋にたっぷりと、煮込んでおけばすぐ食べられる。余分な量を作る癖。予告も無しに連れてくる、友達の飛び入りだってあわてずに済む。

そんな日常生活にいくら慣れた私でも、時々目にする日本食。和食の美しさには感動する。
私は、やっぱりこちらがいい!。盛り付けの美しさを楽しみながら、少しづつ味わいながらゆっくり食べたいものだ。そんな夢物語は、自宅では無理。

時々招かれると痛感する。人に作ってもらう料理の美味しさ。大きな付加価値がついている。その作ってもらう嬉しさと有難さ。日常的には味わえない、大きな感謝の気持ちで跳ね返る。

食事の雰囲気は大切なこと。我が家で食べる食事の雰囲気。子供達と一緒で、まずいわけがない。どんな料理でも、大勢で食べる美味しさはまた違う。大家族で育った私には、その楽しさはよく知っている。


今年もまた新しい年が始まった。昨年末に、無事終わった恒例のハヌカパーティー。久しぶりに集まってくれた人達。10年前には大学生で、独身だったお兄さん、お姉さん。今年もそれぞれの家族を伴って訪ねてくれた。普段はなかなか会えない人達。年に一回のハヌカパーティーには、皆が集まり気持ちはそれぞれ昔に戻る。

10年前、我が家の4人組のお兄さん、お姉さんだった2人。今はそれぞれ2人の父親、母親になっている。その子供達の相手をしているのは我が家の4人組。自分達がやってもらった喜びを、還元できる相手が出来た。4人組の不安を自信に変えてくれた人達。

毎年のハヌカパーティーに集まってくれる人達を見るたびに、当時の状況を思い出す。4人組の成長を目の前に、10年の月日の流れを実感する。

今年一年、また新たな変化を求め、少しでも成長できる努力だけは惜しまない家族でありたいものである。

皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。


この記事へのトラックバックURL

http://app.blog.livedoor.jp/ka1003/tb.cgi/50312050