元警察官
ず〜っと、原因不明の投稿不可状態が続いておりました。半ばあきらめかけていたのですが、日本から戻り、また書き続けておりましたが投稿不可でした。事情を知った次男が、すぐ直してくれました。何をどうしたのかはわかりません。でも、やり始めたことを途中で中止しなくても良くなりそうです。それだけでも、嬉しいのです。また、何かが起きない限りブログ続行の予定です。問い合わせのメールなどを下さった方々、とても嬉しかったです。皆さん、今後ともヨロシクお願いします。
早朝、イスラエルの空港に到着。長い日本滞在後の久しぶりのイスラエル。一緒に戻った四男と二人、空港からタクシー乗車。久しぶりにタクシー料金の交渉。重量節約のため、スーツケースは日本に残し、中味はダンボールに詰め替えた。大きな荷物はほとんどないが、、、。
乗車前に確認をしたタクシーの基本料金は112シェケル。ダンボール4ケとボストンバッグが二つ分の料金は?
最終的の料金は、タクシーの運転手との直接交渉になる。タクシーから出てきた運転手の応対もそう悪くない。荷物を積み込んで、料金計算は車に乗ってからにするという。助手席に座った私の隣の運転席で、料金計算をしている運転手。
一人でブツブツつぶやきながら、金額を告げてきた運転手。合計で135シェケルになると言う。その内訳をたずねると、荷物1ヶにつき3シェケル。それで合意をしたとたん、なぜか突然金額修正をした運転手。
計算違いをしたと独り言。一人でブツブツつぶやいている。最終的に153シェケルになるが、150シェケルにおまけするそうだ???。ん、おまけ?
ちょっと待って。何だかおかしい計算が、、、。計算の内訳を具体的に説明して、、と、改めて運転手に頼んでみた。基本料金の112シェケル、ダンボールが4ヶ、大きなバッグが2ケで合計6ヶ。1ヶに付き3シェケルで合計18シェケル。合計すると???
説明をしている運転手の声のトーンが突然上がる。「アッ、計算違いだった。」
「で、、、結局いくらになるの?」訊ねる私の頭の中では、答えはすでに出ていた。
でもあえて、、、運転手の答を待ってみた。
「135シェケル」????「130シェケルではないの?」とは思ったが、彼の頭の中にチップの5シェケルが含まれていた。
要するに、最初に規定料金を提示をした運転手。よく見ると客は東洋人の女性。もしかしたら、、と、突然、運転手に変な気持ちがよぎったようだ。
135シェケルを単純に153シェケルにひっくり返した金額にしたようだ。。提示した金額に、何の根拠もない運転手。納得しないが、とりあえず、合意はしてはみたけれど。やんわりと、運転手にその内訳を訊ねてみた私。
運転手の予想に反し、そのまま黙っていない隣の東洋人の女性。明瞭な計算方法で合計金額はごまかせず。あわてて提示金額を修正した運転手。「計算違いでゴメンナサイ、、」今度は、あわてて詫びに出た。
うまくいけば「ボラれる客」だ、、と、余分な料金加算は意図的だったのは見え見えだ。反論しない、東洋人の女性だと思ったらしい。が、結局まんまと逆に乗せられた。コレこそ彼の大きな誤算。
金額を修正後、何気なく彼の経歴を訊いてみた。以外にも、元警察官だったこの運転手。7年前に、稼ぎができるタクシーの個人営業に切り替えたそうだ。お陰で稼ぎは上がったが、仕事の時間帯はそう楽じゃない。現実の厳しさを痛感しながらの毎日だそうだ。
何だか彼の心の内が見えた気がした。元警察官のこの運転手、一瞬、魔がさし、規定以上の料金を請求したのがバレちゃった。その間が悪いのと、元警察官だった自分のプライドが傷ついた。罪の意識もあるようだ。
隣に座っている運転手。彼の何気ない言い訳と繰り返す詫びの言葉。彼の胸の内が伝わってきた。車中、何気ない会話を交わしながら彼の良心も見て取れた。
空港からタクシーで20分ほど、無事自宅に到着。「ありがとう」と140シェケルを手渡した。規定料金の130シェケルより、余分に受けとった運転手の気持ちは果たして否や、、、。
日本人の私なら、反省の気持ち十分なはず。でもこの運転手はイスラエル人。意図的に余分に手渡した私の気持ちが通じたのかどうか。今後、こんなことはやらないように、、とのこちらの想いは伝わったのか。あまり期待はできないが、、。
何はともあれ、空港からのタクシー乗車でようやく我に返る。
しばらく忘れ掛けていたことを、その運転手が思い出せてくれたのだ。
十分、実感できた。
「ここは、イスラエル!」
日本の常識が通じない社会なのだ〜
Posted by ka1003 at 22:18
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