2007年09月05日

努力は報われる

昨夜遅く帰宅した三男。今朝は、早くからインターネットに接続。昨夜帰宅時に、やっては見たが、馬瀬か接続不可であきらめた。今朝、再度コンピューターの前で座っていた。そしてまもなく、大きな声で叫んだ三男????

何事かと三男を見る。満面の笑顔の彼に招かれコンピューターの前。数字ばかりの画面に、「何なのこれ?」

三男の画面の解説が始まった。並んでいる数字は、高校卒業前に受けた大学入学資格試験の結果。高校最後の年なので、難易度が高く、試験の科目数は結構ある。彼の叫びたくなった気持ち。事情を知れば理解する。


試験前、その準備で、三男は結構頑張っていたのは知っている。でも、試験が終ってみると、結果は自分で判断できず。何か気になる状態が2ヶ月以上。三男が結果を知るのも、ドキドキだった。

自分の得点が、全く予想のつかなかったのはフランス語。三男の学校はフランス語が英語と同じ難易度の一番高い試験が義務つけられる。でも途中2年間ほど、相性の悪いフランス語の先生との出会いが悪運だった。

三男は、しばらく授業拒絶をした時期もあった。当然、そのツケが卒業時に回ってきた。

卒業時の最後のフランス語の試験。難易度が一番高いレベルのものである。一夜漬けでは、取り返せるものではない。そして、試験前にフランス語の先生に何ども警告を受けていた我々親子。

「本人のよほどの努力がない限り、この状況では、落第点の可能性大。合格点は、ほとんど不可だと思います。」

個人面談があるたびに、毎回、最後の一言は同じセリフ「やればできるのにもったいない!」

最後に受けた警告は、高3の通常のフランス語の試験が終った頃だ。先生の言う通り、確かに結果を見れば無理もない。言語は積み重ねの勉強。途中が抜けては、理解もできず。2年分の空白を、今さらどうやって、、、

本人が、これからどんなに頑張っても、やれる時間は限られている。その中で、何をどうすれば効果が出るか。本人も、崖っぷちの自分の立場を実感。もう後ろのない自分をようやく自覚し始めた。

今まで、何度も忠告し、家庭教師や友人のフランス語の先生も薦めてみた。が、半ばあきらめ気分も手伝っていた三男。なかなかその気になれず、受け入れず。結局自分の甘さで、ここまで落ちた。

自分で掘った穴だ。自分で埋めるしかない。ようやく自覚したが、もう時間がない。遅いけど、これから何をどうすれば。どこまで追いつけるのか。でも、とにかくやるっきゃない!

空白の2年間を埋めてくれる人を探したが、結局それも自分で見つけた三男。親しい友達の母親がフランス語の先生だった。以前、自分と同じ状況にいたその友達。彼の場合は数学だった。毎日、三男が電話で教え、質問に答えていた時期があった。

友達の母親は、そんな三男に感謝の気持ち持ち続けてくれた。その後、逆の立場になった三男のフランス語の事情を知った友達の母親。彼に支援の手を差し伸べてくれた。さすがに教師経験豊富な母親。教えるコツを心得ていた。

ようやく向かう方向がわかった三男。タダひたすらに、フランス語。他の科目の試験もあるが、空いている時間は全てフランス語にふった。やってみると、予想以上に、理解も早く、早かった進み方。

友達の母親からも我々親子で励まされ、試験当日までの限られた短期間。とにかく、やるだけやって臨んだ試験当日。終った後の感触は、本人も判断できずやや不安。

そのフランス語の結果を今日知った。93点。

合格できないと警告を受け続けていた三男。難易度の一番高い試験で、この得点。彼にとっては、十分過ぎる結果だった。本人の予想以上でもあった。彼の努力が無事報われた。それが何より嬉しかったに違いない。

もう一つは、作文。試験当日書いた内容は、4枚で仕上げ、自分で満足のものだったそうだ。試験が終わり、ホッとして会場を出た三男。友達の指摘で、ようやく理解したことがある。作文の枚数は限定され、2,3枚の指定だったそうだ。

指定枚数以上に、1ページも余分に書いた自分の作文。それだけでも減点対象になる可能性。もうコレで、高得点は望めない。ずっとそう思っていた三男。今日の試験結果はその逆だった。提出したのは、指定枚数以上。でも、書いた内容が評価されたようだ。94点。

その他の科目も、予想に反して文句なし。そんなこんなで、三男の高校生活の最後の仕上げがこの大学入学資格試験だった。


高校生活も色々あった三男だ。ハンドボールを続けながら、時には相性の悪い先生との出会いもあった。授業を放棄し、そのツケを埋めるのに最後に苦労したのは自分だった。そう簡単あことではなかったが、結局最後にバランスをとった。

彼なりに結果はどうあれ、悔いを残さないよう努力はした。それに報いてくれた試験の結果。授業放棄で、しばらくの空白の後に馬力を出した三男。ダメ元で、やるだけやってみたフランス語。

どんなものでも、「努力は報われる」三男は、学んだはず。

そして、それ以上に学んだのは、授業を放棄をしても何の意味も持たないことだ。先生との相性があろうがなかろうが、勉強するのは自分のためだ。授業放棄された先生は何も困らないということだ。

結局、損をするのは自分だけ。
勉強しなかったそのツケで、穴埋めをするのも大変なこと〜

先がなかなか見えない、見ようとしない若者達。
この体験で、三男も少しは成長したはずだ。

高校卒業後、軍隊入隊までの期間。友達の多くはバイトに精を出しているようだ。いつも一緒に試験勉強をしていた友達も、今はピッツアの店でアルバイト。

夕方仕事を終えた友達宅が、誘いの電話をくれた。久しぶりに、彼の家に出かけて行った。


気の合う仲間との息抜きも、たまには必要な若者達だ。

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