2007年09月29日

親の遺伝

祭日続きで、曜日がハッキリしない感覚だ。昨夜から、久しぶりに家族全員が揃う。今週は、食時の準備もまともに出来ずの母親だった。でもそれなりに、若者達は工夫を凝らす。遅い昼食では、チキンを揚げたそうだけど、、、。夜10時過ぎ突然、空腹を訴え出した若者達。やはりお腹は空いてくる、、、
結局、何も準備の要らないピッツアを注文。週末なので異常に混んでいるらしい。祭日なので、開いている店は限られ、味より値段の店にしたそうだ。特大サイズ1ヶで十分だが、同じサイズをもう1ヶ追加で半額となる(80シェケル)。次男はそれを頼んだそうだ。

1時間後、配達された特大サイズのピッツアが2ヶ。さすがに遠慮した病み上がりの私。3人の若者には、多過ぎる量。でも、食べ始めると、ドンドン減る減る。その心配も無くなった。

我が家の食料事情、長男不在でも変わらぬようだ。どんなにあっても、目の前にある食べ物は残さない。手元にある最後の日本ソバを見つけ、ピツアの隣で一人で食べていたのは母親だけだ。

食後、古いビデオテープを観る事にした。子供達の幼い頃を収めたビデオテープ。テープの画質が落ちる前に、最近CDにコピーをすることにした。しばらく、触れていなかったテープだが、見始めると子供達は懐かしそうに喜んでいた。

昨日は、長男の誕生日だったので思い出したのだ。映像を見ながら、改めて気がつくことも結構ある。

昨日で22才になった長男。今でも、幼い頃の面影が結構残っているものだ。長男だけではない。兄弟4人のキャラクターは、それぞれ全然違う。でも成長した現在の若者の達の姿に、幼い頃の面影が結構残っているのもビックリだ。

長男、次男が3,4才の頃の映像もある。一緒に観ていた次男、自分の記憶の中に残っているものがかなりあるそうだ。当時の自分の感情たその時の周囲の状況など、、、

幼い頃に体験したもの。大人がすっかり忘れているものを、子供の心にはずっと残っているものがある。楽しい思い出だけなら良い事だ。でも、悲しさや寂しさなどは、成長しながら引きずっていく子もいるようだ。人格形成に大きな影響を及ぼすのはまちがいない。

大人にとって、大したことでもないことがある。でもそれが、幼い子供にとっては大きなことだって結構ある。大人の愛情や優しさ、子供の頃の楽しい思い出。子供にとっては大きな精神安定剤となる。その後の人格形成にかけがえのない、一生の宝物になる。今の4人組を見て、改めてそう思う。

もう一つ、映像から伝わってくる子供達の表情。幼い頃やその後の成長過程で大きく変化。ここイスラエルに来てからの精神的不安定の時期。それが改めて感じられるのも興味深かった。

昨夜は、久しぶりに考えさせられた子供達の成長過程。日常的に時間に追われ、気がつかずにいた子供達のこと。周囲の環境に大きく左右されて成長していく子供達。改めて、痛感したその大切さ。


そういえば数日前に、エルサレムの祖父母を訪ねた次男。日本滞在時の父親が、両親に宛てた手紙をどっさり見せてもらったそうだ。が、その筆跡を見て驚いた。兄貴の長男の筆跡と、あまりにも酷似しているのにショックを受けたそうだ。

夫がきれいな文字を書く人だったのは知っている。長男がヘブライ語を学び始めたのはここイスラエルに来てからだ。その後も、ずっと父親のヘブライ語を見たこともなかった長男。確かに長男のヘブライ語の文字も丁寧に書く。

イスラエルに来て数年後、ヘブライ語を書くことに馴れてきた長男。自分の覚えたヘブライ語の文字が、父親の筆跡と酷似。まるで、同一人物が書いているかのようである。それを知ったのはずっと後になってからだ。

夫のヘブライ語の筆跡は見慣れていた私。その筆跡とまるで同じ筆跡が、日常的に長男のノートに書かれている。慌てて夫の筆跡を持ち出し、長男のものと比較した。同じだ!

しばらくして、我が家を訪ねてくれた義父母に、何げなく長男の書いた文を見せた。勿論、事情を知るまで、その意味をつかめずの義父母だった。その後、事情を知り、ほんとにショックを受けたの私と同じ。

それを知らずにいた次男。思いがけず、自分の目の前に出された父親の手紙。その筆跡が、見慣れている長男の筆跡とすぐ重なった。大ショック!を受けた次男のようだ。

以前、長男にそんな話をした。彼の予想によると「おそらく、手の骨格などが遺伝しているのでは、、、」というような解説だった記憶がある、、、

その後すっかり忘れていた筆跡の遺伝?次男の話でまた盛り上がる。

親が子供に残すものは、いろいろな形に表れるものだ。

せめて、自分の気持ちだけは「まっすぐ」と、、、
子供達に伝わって欲しいと願うのみ、、、。

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